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個人ピアノ教室の現状

大手がだめなら、個人のピアノやヴァイオリン、フルート教室はどうなのでしょうか。個人ピアノ教室の現状を例に、ご紹介したいと思います。

日本の音楽業界を牽引してきた個人ピアノ教室

懇切丁寧で地域に密着

ピアノに限らず、フルートやヴァイオリン、クラリネットやサックスにしてもほとんどの場合、音大に入るためには個人の教室で習ってらした方が多いはずです。個人の教室はまさに日本の音楽界を牽引してきたといっても過言ではありません。ミナトは個人の教室に対して、生徒のことを考えているという点において、概ねとても好意的に考えています。

大手にはないきめ細やかなレッスンとアドバイスで、お月謝も廉価で、個人と言いつつ大手を脅かしているような大きな規模の個人教室もたくさんあります。

アットホームで融通が利く

お月謝も安めで、自宅でレッスンされていることも多いので広く、お茶を出してくれたり親切に教えてくれるお教室も多く、とてもお勧めできる個人のお教室も多いと思います。文字通り、アットホームで温かいレッスンを受けることができたりするのも個人のお教室の魅力だと思います。
 

個人ピアノ教室の問題点

そもそもが、違法営業である場合が多い

これは特に都市部の音楽教室について言えることですが、マンションの中で音楽教室を行っている場合、そのほとんどが違法営業なのです。ほとんどのマンションでは「事業を行ってはならない」と賃貸契約書に規定されています。

なぜならば、マンションは本来「人が住む為の場所であり」、商売をする場所ではなく、業務として使用ことを禁止されているからです。

例えばマンションの中で託児所を勝手に開いたりすると子供の声が近所に迷惑になったりするように、他人に迷惑になるので禁止されています。そしてそれを破った場合速やかに退去すべきという文言が、マンションであればほぼ例外なしに入っています。これは自分が購入したマンションでも管理規約で定められていることがほとんどです。

それが、音楽家の場合多くが、ピアノを弾くのは自分にとっては当たり前なので、その延長線上で教室をしても「黙っていれば大丈夫だろう」こんな考えでやっているところがとても、多いのです。税金も、月謝が手渡しだから胡麻化していることも、すみませんが言わせてもらいます。とても多いです。 ※もちろんオーナーさんにちゃんと許可を取っている場合もあります、一般的によくある、という前提でお読みください。

なんの届けでも出さずにマンションで数年営業していたらオーナーにばれて立ち退きを要求され、生徒さんに全員辞めてもらったという話も実話で知り合いにありました。生徒さんからすると、とんだとばっちりです。

結婚して引っ越したり、ビルから苦情が来て、いきなり教室がクローズするかもしれない等、リスクが大きいのがデメリットといえるでしょう。もちろん、先生はそんなことを聞いたところで「大丈夫ですよ~」と体験レッスン時に話すので個人教室をお考えの方はあらかじめ知っておかれるとよいと思います。

看板も出せない。男性の生徒を許可していないことも

ほとんどの場合、グレーゾーンで営業しているので、広告のチラシを撒いたり、看板を表に出したりはできないのです。ということは生徒さん集めはインターネットか口コミに頼るしかなくなります。そうすると、個人の教室は生徒数が増えづらくなり、教室がいつ潰れてもおかしくないという不安定な状態になりがちです。

また、他の記事にも書きましたが、本当にたくさん、男性の方から嫌がらせの電話が音楽教室はかかってくるものなのです。ミナトにも最初はたくさんかってきました。そういった理由で男性の生徒を受け付けていないことも多くあり、本当にやる気がある男性の生徒さんにとってはとても悲しいことです。

男性だって音楽をやりたいんです。個人のお教室は男性のニーズに応えてくれないことが多いといえます。

3つのピアノ教室に通った感想

私の、これまでに通った教室の感想です。ひとつの教室は、自分の実家はすごく田舎なのですが、とてもきちんといる個人のお教室に親に通わせてもらっていました。部屋が3つあり、それぞれの部屋にグランドピアノが設置されておりレッスン内容も何もかも満足いくものでした。練習を全くせず親に怒鳴られてばかりでしたが、今となってはこんな仕事をしているので長年月謝を払い続けてくれた親に感謝です。

個人教室のデメリットばかり書いているように見えますが、これは都内での話なので、都会以外の場所では個人教室のほうがいいのではと思うところもたくさんあります。

2つ目の教室は都内で、前の人のレッスン時間が伸びることが多々あり、そのせいで時間が削られたり後の予定に差し支えたり。。また猫を飼ってらっしゃったので足の周りに猫がうろうろして落ち着きません。

また雑談でレッスン時間が過ぎて行ったり、これは本当に上達しているのか?と疑問に思ってしまいました。また、月謝の管理がいい加減だったのも気になりました。   3つ目の教室はよりひどく、犬が部屋の中をうろうろしているのです。気が気でならず、また時間にルーズなところも同じ。

批判を覚悟で書きますが、音楽家の方は一般の会社に就職したことが無いため、部屋を清潔にする、時間を守る、等といった常識的なことが抜け落ちていて、それが卒業したら「先生」と呼ばれる立場になるので、そういう一般の方からすると普通のことができていない人が多い気がします。

これはミナトに面接に来られる方でも同様で、教室だからこそ厳しく指導出来ますが、自分の教室だと「自分が王様」となり、誰もコントロールしてくれません。これは生徒にとって大きなリスクとも言えます。


追記:この記事を読まれて、あるピアノの先生から「個人の先生をバカにしている」とお電話をいただきました。

 

「どの部分でそう思われましたか?個人の先生がダメだとはひとことも書いていません。

デメリットとしては許可を取らず隠れてマンションでやっているところが多くいきなりクローズになる可能性もあると書きました。それでは、そちらのお教室はちゃんとマンションの管理組合や近隣からから許可をもらって営業されているんですね?」

と聞いたところ、ガチャンと切られてしまいました。

個人の音楽の先生は前述の通り、音楽界をけん引して来られた素晴らしい存在であると思います。

しかしやはり多くが住所をちゃんと明示できなかったり、WEBだけで宣伝して隠れてやっているところが多いです。商売する上で、教室の営業許可をちゃんとビルから取るのは当たり前だと思うのです。

許可を得ずに営業していて、後でビルから立ち退くよう要求された時しわ寄せが来るのは生徒さんだと思いますし、個人の先生をどう思う以前に法律上の問題だと思います。そこをきちんと時間とお金と手間をかけて許可も取り、防音設備も施しもちろん税務申告もして、正規に営業している教室から指摘されても仕方ないのではと思います。

そういう個人の教室が多い傾向があるということで、もちろんきちんと許可を取って看板出されている教室もありますので、あくまで傾向ということでご理解ください。


厳しい先生であったり、近所の人間関係でやめられない事も

音大を出たら「自分はピアノの先生」と言い出して教室を勝手に開けるのが個人教室のいいところでも悪いところでもあります。最低でも1,2年はどこかで指導経験を積まないと教えることができません。指導経験がない人にあたった生徒さんはとても可哀想、ということになります。

厳しい先生だとピアノやヴァイオリン自体嫌いになってしまうことも。
もっとかわいそうなパターンは、先生が嫌いなのだけど同じマンションだから、ご近所だから人間関係的に辞めることができないというケースも、意外に多いのです。そういう意味で、特に近すぎる教室(同じマンション)などは避けたほうが無難といえます。

個人教室は便利で融通が引く半面、こういった近所の人間関係を考えないといけないところは、スタートしてはじめてわかることです。

※これらは、個人の先生の教室に通っておられてやめてミナトにいらっしゃった生徒さんの生のお声です。近くて便利だし、というメリットは見えやすい部分なので、隠れた部分もご説明出来ればと思い、敢えて書かせていただきました。

個人教室は、希望の時間に予約を取れないことが多い

大抵の場合、大人も子供も希望の時間や曜日はかぶるものです。そうすると、同じ時間にレッスンを受けることは個人の教室では不可能になります。先生はひとりしかいなくてお部屋もひとつしかない。となるとどうしても希望の曜日時間が取りづらくなります。

例えば、ある生徒さんが水曜日か土曜日の5~6pmがいいとします。ミナトなら数十部屋も部屋がありますし何十名もの優秀な先生が在籍されているので最適な講師をご紹介できますが、個人の教室ならば「土曜はまず無理、水曜 う~ん 7:30pmからならどうですか」などと無理やり押し込むようにせざるを得ないのです。

特に最近の社会人もお子さんも、本当に予定がタイトです。ミナトは20部屋ありますが同じような時間に集中して予約が入ります。これは同一需給圏、つまり同じ学校、同じ塾、同じ習い事をしている為にどの地域でもほぼ必ず起こる現象です。

別の記事で大手の総合音楽教室のことについて書きましたが、部屋数が多かったり講師数が多いので希望する日時にレッスンを受けられることは生徒さんにとってとても大切なことだと思います。

部屋数が少ないので、予約が取れない。もしくは効果が薄いグループレッスンになってしまう。

これは個人の音楽教室の大きなデメリットで、大手に勝敗が上がるところでしょう。

個人の音楽教室は結局どうなのか

個人の音楽教室は先生が代表であり、良くも悪くも全てを決めます。音楽のレベルが非常に高い先生であればきめ細かくアドバイスをしてくれたりと大手にないサービスが可能です。

基本的に個人のお教室は、生徒さんのために尽力していて良心的に経営している、しようとされているお教室が多いのではと感じています。たいていの先生はそのように思われているはずです。

それは、素晴らしいことであると思います。

しかし、現実面ではそもそも演奏の腕が未熟で、生徒が上達しないのは当然です。そして同じ時間にレッスンを出来ない、家庭の事情で教室を閉じざるを得ないなどカバーしきれていない面が多い。先生がすべてを決めるので、無意識に、王様のようにふるまってしまう傾向がある これも事実であったりします。また、子供の頃から「音楽だけやっていればいい」と育てられている人が多いので先生がちゃんとやろうとしていても、そのちゃんとの感覚が一般からかなりかけ離れていることが多いような気がします。   個人教室の肩を持った書き方をしましたが、実際にはレッスン室の部屋が汚かったり、頻繁に先生が時間に遅れてきていい加減頭に来たから、ミナトに移ってこられたという方も相当数いらっしゃいます。

ミナトがご自宅から遠い皆様は、ぜひこれらのことを念頭に、音楽教室をお選びになられると宜しいかと思います。   具体的には、片道1時間以内位であればミナトは来る価値があると思います。これは教室側の感覚的なコメントですが、中には茨木や栃木、大阪、沖縄(本当です!)から来てくださっている方もおられ、ありがたい限りであります。

このように大手と個人の音楽教室にはそれぞれ善し悪しがあります。

いいところだけを融合して、最高の教室を作ることができないか。こういったコンセプトのもとに設計されたのが、ミナトミュージックサロンです。


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